黒人の男女
大きなビルの中のエレベーターに自転車ごと乗り込んでいた。
中には、黒人の男女が数人乗っていて、ジロジロと自転車を見ていた。私は自転車が乗客の邪魔にならないようにと自転車をまっすぐ立てて乗っていた。
エレベーターはガラス張りで外の景色が見渡せるエレベーターだった。
まわりは海で、遠くに、あの自由の女神が見えた。
しかし次の瞬間、私のすぐ目の前に自由の女神がいた。
私の身体はどこにもなく、まるで自分の「目」だけが、ちょうど自由の女神の目の高さのところに浮かんでいるような奇妙な感覚だった。
女神の頭が、少しずつゆれ始めて、ゆれるたびに女神が、とても切なげな表情になった。
頭の揺れは次第に左右にぐらぐらと大きく揺れた。
女神は涙を流しながら首をぐるぐると回し始めた。
二回、三回、と回を増すごとに、首を回す速度はだんだんと速く激しくなっていた。
そしてついに、首がちぎれてしまった。
いともあっけなく、ばきっと折れて、ゆっくりと落下していった。
その模様は、後に全世界にテレビ中継された。
私は、テレビのニュースで、もう一度女神の首がとれる瞬間を見た。
私は、自分がリアルタイムでこの瞬間を見たことを思い出して非常に興奮していた。
そんな夢。
ところで、
私はこの3月で、仕事その2である、塾を辞めた。
そのことが夢に出てきたようだ。目覚めてからもますます感傷的になっていた。